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百の勇者とは、魔法王国ユーストニアを滅ぼした魔王に挑み、打ち取った英雄たちである。 出身は亡国人、蛮族、亜人など様々。 彼らの詳細な来歴は不明であるが、彼らの子孫を自称する王家、名家が多く存在する。 ホープ砦(当時の星砦)は699年に百の勇者の前線基地として使われた。 所属者 やらない夫(671年-) オイボレ(?-699年討死) 公族雪代縁、その息子ホープ砦初代領主森近霖之助の祖先 コメント 名前 コメントログ 用語
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レギュラー・準レギュラー 東風谷グリーン:東風谷早苗 紅レッド:紅美鈴 ⑨ブルー:チルノ 洩矢イエロー:洩矢諏訪子 霊烏路ブラック:霊烏路空 蓬莱ゴールド:蓬莱山輝夜 フラクラ博士:森近霖之助 オペレーターランラン:八雲藍 ガメックス:玄爺 クィーン・ザ・パープル:??? 怪盗ダウジングラット:ナズーリン フルカリスマ・レミリア:レミリア・スカーレット アリス・イン・ワンダーランド:アリス・マーガトロイド ワムバムコイシ:古明地こいし
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嫉妬心の強まった映姫は、今回ファイトで香霖堂に行くと、店主が値段交渉に応じない事を知った。 これでは今回ファイトが成立しない。 映姫はこの問題に立ち向かうべく、10時間と万の恨み言をぶつけて説得?を続けた。 その結果ついに、香霖堂店主の森近霖之助に、5%の値引きをさせる事に成功した! 一方魔理沙は持ち逃げをした。 香霖「今回のファイトだが、魔理沙の持ち逃げはいつもの事、つまり魔理沙相手の定価は『ゼロ』だ。 だから持ち逃げで支払いが無くても、それは値引きには当たらない。 5%とはいえ僕に値引きを飲ませた閻魔の勝ちだね」 魔理沙「仕方ない、また次回改めて出直すとするか。霧雨魔理沙はクールに去るぜ」 映姫「妬ましい……持ち逃げを黙認されている白黒魔女が妬ましい……」 香霖「いいから他所でやってくれ、一日それじゃ流石に気が滅入る」
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Ctrl+Fで検索して飛ぶとラクです。 主人公 博麗 霊夢/Reimu Hakurei 霧雨 魔理沙/Marisa Kirisame 紅魔卿 ルーミア/Rumia 大妖精 チルノ/Cirno 紅 美鈴/Hong Merin 小悪魔 パチュリー・ノーレッジ/Patchouli Knowledge 十六夜 咲夜/Sakuya Izayoi レミリア・スカーレット/Remilia Scarlet フランドール・スカーレット/Flandre Scarlet 妖々夢 レティ・ホワイトロック/Letty Whiterock 橙/Chen アリス・マーガトロイド/Alice Margatroid リリーホワイト/Lily White ルナサ・プリズムリバー/Lunasa Prismriver メルラン・プリズムリバー/Marlin Prismriver リリカ・プリズムリバー/Lyrica Prismriver 魂魄 妖夢/Youmu Konpaku 西行寺 幽々子/Yuyuko Saigyooouji 八雲 藍/Ran Yakumo 八雲 紫/Yukari Yakumo 永夜抄 リグル・ナイトバグ/Wriggle Nightbug ミスティア・ローレライ/Mystia Lorelei 上白沢 慧音/Keine Kamishirasawa 因幡 てゐ/Tewi Inaba 鈴仙・優曇華院・イナバ/Reisen Udongein Inaba 八意 永琳/Eirin Yagokoro 蓬莱山 輝夜/Kaguya Houraisan 藤原 妹紅/Huziwara no Mokou 萃夢想 伊吹 萃香/Suika Ibuki 花映塚 射命丸 文/Aya Syameimaru メディスン・メランコリー/Medicine Melancholy 風見 幽香/Yuka Kazami 小野塚 小町/Komachi Onozuka 四季映姫・ヤマザナドゥ/Sikieiki Yamaxanadu 風神録 秋 静葉/Aki Sizuha 秋 穣子/Aki Minoriko 鍵山 雛/Kagiyama Hina 河城 にとり/Kawasiro Nitori 犬走 椛/Inubashiri Momizi 東風谷 早苗/Kotiya Sanae 八坂 神奈子/Yasaka Kanako 洩矢 諏訪子/Moriya Suwako 香霖堂 森近 霖之助 三月精 サニーミルク ルナチャイルド スターサファイア 儚月抄 レイセン/Reisen 綿月 豊姫 綿月 依姫 音楽CD 宇佐見 蓮子 マエリベリー・ハーン 求聞史紀 稗田 阿求 ◦名無し ■朱鷺子 緋想天 永江 衣玖/Nagae Iku 比那名居 天子/Hinanawi Tenshi 地霊殿 キスメ/Kisume 黒谷 ヤマメ/Kurodani Yamame 水橋 パルスィ/Mizuhashi Parsee 星熊 勇儀/Hoshiguma Yugi 古明地 さとり/Komeiji Satori 火焔猫 燐/Kaenbyou Rin 霊烏路 空/Reiuzi Utsuho 古明地 こいし/Komeiji Koishi 星蓮船 ナズーリン/Nazrin 多々良 小傘/Tatara Kogasa 雲居 一輪/Kumoi Ichirin 雲山/Unzan 村紗 水蜜/Captain Murasa Minamitsu 寅丸 星/Toramaru Syou 聖 白蓮/Hiziri Byakuren 封獣 ぬえ/Houjuu Nue 靈異伝 博麗 靈夢/Reimu Hakurei 陰陽玉 SinGyoku 魅魔/Mima Kikuri Konngara YuugenMagan Elis Sariel 封魔録 玄爺/Genjii 里香/Rika 明羅/Meira 霧雨 魔理沙/Marisa Kirisame 夢時空 エレン/Ellen ソクラテス 小兎姫/Kotohime カナ・アナベラル/Kana Anaberal 朝倉 理香子/Asakura Rikako 北白河 ちゆり/Kitashirakawa Chiyuri 岡崎 夢美/Okazaki Yumemi ミミちゃん る~こと ま○ち 幻想郷 オレンジ/Orange くるみ/Kurumi エリー/Elliy 幽香/Yuka 夢月/Mugetu 幻月/Gengetu 怪綺談 サラ/Sara ルイズ/Luize アリス/Alice ユキ/Yuki マイ/Mai 夢子/Yumeko 神綺/Shinki
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動き出す時間 Time.0 【変わらない日々。変わる日常。】 昼下がりの紅魔館。 咲夜、映姫、小町、パチュリーの4人は、お茶会を開いていた。 此岸に出掛けた小町と映姫が、咲夜とパチュリーのお茶会に誘われたのだ。 紅茶とお菓子を用意し、トレイに乗せた咲夜が二人に声をかけた。 「珍しいですね、お二人が紅魔館に来るなんて」 咲夜の言葉に応えたのは、映姫だった。 「いえ、少し外に来たものですから‥‥幻想郷を一巡りしていたんですよ。 たまたま、この時間に紅魔館へ寄っただけです」 映姫も小町も、紅魔館に用があったわけではない‥‥建前は。 小町には、映姫が自ら紅魔館に来ていると分かっていた。 だが、まだ誰にも言っていない。言うつもりもない。 小町は、紅魔館のお茶菓子が神社のお茶菓子より美味しいから、ついてきているだけなのだ。 「あたいはお茶とお菓子がもらえれば、神社でもいいけどねー」 ずいぶんな言葉を放つ小町に、呆れた映姫が諭した。 「‥‥小町、お茶に誘っていただいてるのに、失礼ですよ」 「花より団子‥‥っと、そんなに怒らないでくださいよ映姫様~‥いたっ!」 「まったく‥‥」 咲夜は二人のやりとりを気にするでもなく言葉をつないだ。 「気にしていませんよ、小町様は毎日門の前でサボってますし、いつものことです」 「あっ、ちょっと、そういうことはあんまり‥‥」 やばい、それは言われるとまずい。 小町が思うより早く、映姫が怒りを表わにする。 「‥‥小町‥‥あとで‥‥分かっていますね‥‥」 「え、映姫様? 目が怖いんですけど‥‥いやこれは‥‥そうじゃなくてですね‥‥きゃん!」 来なければよかった、お菓子に弱い自分が悪い。 小町が反省し、次のサボり場所を思案しているうちに、お茶会は終わっていた。 まだお菓子を食べてないのに‥‥なんて思っていられない状況だった。 映姫が一礼し、小町の首根っこを掴んで紅魔館を出て行く。 きっと、こってり絞られるだろう。 小町はそう覚悟して、諦めて彼岸へと歩みを進めた。 遠退く二つの影。 ゆっくりと影が消えるのを確認すると、黙々とお茶を楽しんでいたパチュリーが呟いた。 「咲夜、あの二人、最近よく来るわね‥‥」 「そうですね‥‥」 「‥‥どういう状況か、分かってる?」 「‥‥そうですね」 咲夜も気付いていた。 映姫が、偶然紅魔館に来ているわけではないことに。 でも、気付かないフリをしていた。 時間が進んでしまうから。 主のために止めた時間を、進めてしまうから。 Time.1 【停止した時間】 『もう来ないでほしい』 その言葉が発端だった。 自然と足が向いていた。 気付いたら歩きだしていた。 仕事中に何をやっているんだろう、でも、まあいいか。 そう思いながら、小町は紅魔館へと辿り着いた。 今日は、映姫と一緒ではない。 「あら? 小町さん、またサボりに来たんですか?」 小町を見つけると、咲夜は声をかけた。 「あんまりサボってばかりだと、また怒られちゃいますよ」 自然体で話す咲夜に若干の怒りを覚え、小町は呟いた。 「今日はサボりに来たんじゃないよ‥‥おまえさんに用があって来たんだ」 決意した目。 怒りを含んだ目。 その視線を受け流し、咲夜は言葉を返した。 「私に用があるんですか? 珍しいですね」 「‥‥シラをきるのもいい加減にしてくれよ‥‥あれは、どういうことだい」 「何のことでしょうか‥‥私には心当りがないのですけど」 「映姫様に『もう来ないでほしい』なんて言ったことだよ。 たしかに最近は寄りすぎだと思う、あたいも思ってたよ。 でも言いすぎじゃないかい? あたいには理解できないね」 言いすぎたかもしれない。 どう言い訳したものかと咲夜は思考を巡らす。 あまり、言い訳にしては苦しいかもしれないと思いながらも、咲夜は言葉を繋いだ。 「あぁ、あのことですか。 ‥‥小町さん、まわりを見てください。 また花が咲き始めているんですよ‥‥以前は静観することにしましたが、こうも怠慢だと私達も困ってしまうもので」 「‥‥それはまたずいぶんと分かりやすい言い訳だね‥‥あたいをコケにしてるのかい?」 咲夜の言葉に挑発されたと感じた小町は、ぶらぶらと遊ばせていた鎌を両の手で握り、構えた。 「この花に問題があると? あんたの目は節穴かい? どこに魂が宿ってるんだい。 いい加減なことを言うと‥‥今ここで斬るよ!」 怒声が響く。 職権乱用は承知の上で、怒りと矛先を咲夜に向ける。 「だいたい、おまえさんは分かってるんだろう!? 映姫様が何で紅魔館に足を運んでるか、分かってるんだろう!?」 そう、分かっていた。 映姫は自分に‥‥十六夜咲夜に会いにきていることに。 言葉が見つからなかった。 一言も返すことができなかった。 黙る咲夜を追い立てるように、小町が沈黙を破った。 「おまえさんの気持ちがどうかなんて、あたいには分からない。 あたいは強制するなんてできない‥‥でも、あの日常を壊してほしくなかったんだ!! それを‥‥なんで‥‥っ!」 怒りの矛先は咲夜。 では、この哀しみの矛先は、誰だろう。 自分の感情が分からなくなっていく‥‥いや、わからないなら目の前の人間にぶつければいい。 決心し、全ての矛先を咲夜に向ける小町。 沈黙は長続きせず、咲夜は小さく、少しずつ、言葉を紡いだ。 「‥‥たしかに‥‥あなたと映姫様にとって、変化した良い日常だったのかもしれません。 でも、私にとっては、それは、壊された日常なんです」 ただ一言、そう呟いた。 咲夜の言葉に、小町の怒りが、崩れ、壊れた。 あぁ、彼女は、忠実でありつづけるのだと、理解した。 理解したくなかった事実が、目の前にあった。 「‥‥っ! ‥‥そんな‥‥そんなの‥‥っ!」 何も言えない。 忠実であることを望んだ人間に、これ以上どんな言葉で責めればいいのだろう。 どんな言葉も、ただの戯言でしかない。 もう、ここに居ても、何もできない。 私は、映姫様の気持ちを、伝えることができなかった。 もう、帰るしかない。 彼岸へと、帰るしかない。 暮れ行く日常に、壊れ行く日常に、流れ行く時間に、絶望するしかなかった。 Time.2 【運命の転回】 「咲夜、ちょっと来なさい」 小さな吸血鬼は、不機嫌そうな声で従者を呼んだ。 ここは紅魔館の一室。レミリアの部屋。 「お呼びでしょうか、レミリア様」 どこからともなく、今までそこに居たかのように、咲夜は現れた。 時間を止め、音もなく、現れた。 「咲夜、パチェから聞いたわよ。 あの閻魔相手に面倒なことになってるみたいね。 私に仕えてる者として恥ずかしくないの?」 どうやら本当に不機嫌なようだ。 苛立ちを隠せない言葉に、慌てて咲夜は答えた。 「そう言われましても‥‥私から何かしたわけではありませんし‥‥私も困っているんです」 「困ってる? 何言ってるの? そんなくだらないことで困ってる時点で、私に仕える資格なんてないわ」 ふざけないで、とレミリアは怒りを表わにする。 「あなたの問題でしょう‥‥自分で決着をつけないでどうするの? このままダラダラと続けるつもり? いい加減にして、ここは紅魔館よ。 談笑するために用意した場所じゃないのよ。わかってる? ‥‥咲夜、今すぐ行きなさい。 今すぐ決着をつけるか、出ていくか。 どちらでもいいわ。 さぁ、早く!」 怒声を吐き、レミリアは鋭い目で咲夜を見据えた。 沈黙が走る。 気圧され、耐えられなくなった咲夜は、わかりました、とその場から消えた。 残されたのは、小さな吸血鬼が一人。 レミリアは天を仰ぎ、真紅に染まった天井に向けて呟いた。 「‥‥散々ね‥‥」 誰もいない部屋、自分しか居ない部屋。 誰を待つわけでもなく呆けていたレミリアに、声がかけられた。 「散々‥‥本当にそうなのかしら」 「‥‥ドアはノックするものよ、パチェ」 「気にしないで、ずっと聞いていたから」 「‥‥本当に、失礼ね‥‥」 呆れるレミリアをよそに、悪びれたそぶりも見せずパチュリーはドアにもたれかかった。 レミリアに近づくこともなく、ただドアの前で言葉を繋いだ。 「私が教えたことだし、知ろうとするのは当然でしょう? それにしても‥‥出ていけなんて、レミィは思ってもいないことを口にするのね」 「あのままなら出ていってもらうわ。 ‥‥咲夜は気付いていないのよ‥‥自分の時間が止まっていることに」 「気付いていない‥‥か。 その時間を止めたのは、誰だっけ?」 「‥‥っ! そんなの‥‥言われなくても‥‥わかってる‥‥っ!」 親友の遠回しな叱責に、レミリアは苛立ちを表わにする。 分かっているのだ、自分が咲夜の時間を止めてしまったことに。 その後悔と、現状の悲痛さが、耐えられかったことに。 分かっているからこそ、苛立つのだと。 だからこそ、親友に、安堵する言葉をかけてほしいのだと。 「ねえパチェ‥‥咲夜の時間は、進むと思う?」 「そんなの、分からないわ‥‥でもレミィ、自分に仕えてる人間なんだから、信じられるでしょう?」 あぁ、この言葉が聞きたかったのだ。 この言葉を待っていたのだ。 この安堵を待っていたのだ。 この親友がいるから、私は信じることができるのだ。 咲夜に、仕えるだけの生き様から開放させることが、正しいのだと。 Time.3 【瑣末な時間】 その場所は彩りも薄く、闇と審判者の席だけが用意された空間。 彼岸。 そこは映姫が最後の審判を下す場所であり、映姫に会える唯一の場所だ。 生きとし生ける者が訪ずれてはいけない場所に、一人の少女が映姫に会うため訪ずれた。 十六夜 咲夜。 それは全てに決着をつけるため。 それは全てを元に戻すため。 それは、別れを告げるため。 「突然で申し訳ありません、映姫様」 最後の会話を。 「いいえ、お待ちしていました。十六夜‥‥咲夜」 最後の別れを、するために。 「十六夜咲夜。あなたを今、ここで裁きます」 時間の止まった少女を、裁くために。 「あなたは時間を粗雑に扱いすぎる。そのままでは地獄に行くしかありません。 私は、貴方を裁き地獄へと歩ませるでしょう」 言葉を重ねる映姫。 他に音はない。 ここには、二人しかいない。 咲夜は、ただまっすぐ映姫を見つめていた。 「だから、時間を粗雑に扱うのはおやめなさい。 私は何度か紅魔館を訪れましたが、あなたは人としての時間を壊しすぎています」 咲夜を諭す映姫だが、何も反論をしてこない。 沈黙が空間を支配していく。 どれだけ時間がたったのだろうか。 長い永い沈黙の末、ポツリと、咲夜が口をはさんだ。 「お言葉ですが、私は映姫様の期待に応えることはできません。 責務を全うするために、自分を犠牲にすること。 そうあることが、私が今の場所で暮らすための、瀟洒であるための、唯一の手段ですから」 映姫を射貫くような眼差しで見つめ、否定した。 善行も、自らの幸福も、映姫も。 映姫はただ黙って、咲夜の言葉を待った。 言葉を続けてほしかった。 裏切らないでほしかった。 だが、咲夜が繋いだ言葉は、あまりにも非情な別れの言葉でしかなかった。 「お話はそれだけですか、映姫様。 でしたら帰らせていただきます」 話を終えた咲夜は背を向け、此岸へと歩き出す。 咲夜に言葉をかけなければいけない。 でも、言葉よりも先に、涙が、あふれ出す。 このまま黙っていてはいけない。 想いを伝えなければいけない。 全身全霊をかけて絞り出した言葉は、あまりにも稚拙で、およそ映姫のものとは思えない、悲痛な言葉だった。 「‥‥お願いだから、もう私を哀しませないでください‥‥私は‥‥貴方の‥‥その眼差しが‥‥好きなんです‥‥」 言葉は届いただろうか。 想いは届いただろうか。 立ち止まってくれただろうか。 涙で霞んだ視界には、もう何も映っていない。 何も映せない。 お願いだから、立ち止まって。 お願いだから、振り向いて。 ‥‥お願いだから‥‥私の前から‥‥消えないで‥‥ 残されたのは、泣いている少女と、それを遠くから見つめる死神だけだった。 Time.4 【噛み合った歯車】 快晴とも晴天とも言える大空を背に、渓谷の川辺で遊ぶ少女がいた。 河城 にとり。 彼女はいま、宝探しという名の暇潰しをしていた。 この川辺はまれに、幻想入りしたものが流れつくのだ。 「なーにっか、なーいっかなー? あっ! ‥‥んー‥‥? なぁんだ、石かぁ‥‥変な形の石だなぁ‥‥」 流れつくのは、ごくまれに。 そうそう見つかるものでもない。 「あれ? あっちにあるのは何だろう? ‥‥んー‥‥んんー‥‥なんか機械っぽい‥‥やっぱり機械だ! ネジがついてる!! うわっ! 同じのがたくさんある!! すっごーい!! やったー!」 流れつくのは、ごくまれに‥‥のはずである。 だが、見つかることもあるのだ。 よくわからない、機械らしき物を見つけたにとりは、そのひとつを分解してみることにした。 ネジを外し、フタを開け、基板を取り出す。手慣れたものだ。 「ふんふーん♪ 分解かんりょー‥‥って、あれれ‥‥何だろうこれ、構造が単純すぎて逆に分からないや‥‥」 分解や制作が得意な彼女でも、解析苦手なようだ。 どうしよう、とりあえず元に戻そう、戻ったけどどうしよう、わからないどうしよう。 困ってしまったにとりは、最後の手段を使うことにした。 物を判別する能力、その力の持ち主に見せに行こう。 そう決心した彼女は、香霖堂へと向かった。 香霖堂に着くと、そこには霖之助と、現像を頼みにきた文がいた。 「やぁ、いらっしゃい」 「あやややや‥‥どうしたんですか? ‥‥あっ、また何か面白いものを見つけたんですか!?」 天狗というのは、なぜ、こんなにも嗅覚が鋭いのだろうか。 いや、きっと文だけだろう‥‥そう思ったにとりは、しつこく聞いてくる文をよそに、霖之助に機械を手渡した。 「これ、川辺で拾ったんだけど、何か分かるかな? 水に濡れてるから修理しないと動かないし、そもそもどこを直せばいいんだか‥‥」 ふむ、どれどれ‥‥と、機械を手渡された霖之助は、表を見て、裏返すと、全てを理解した。 「あぁ、これは連絡をする手段に使われた機械ですね。 壊れているようなので、直してみましょうか。 回路図を出力しますので、ちょっとまってください」 そう言って回路図の出力を開始する霖之助。 修理できるのが嬉しいのか、にとりはスキップしながらプリンターの前まで行き、今か今かとうろうろしていた。 そこに、先程から無視され、ふてくされ気味に現像された写真の確認をしていた文が、霖之助に問いかける。 「連絡をする手段‥‥ですか。 それは、これ全部が、お互いに連絡できるんですか?」 「うん? それは無理みたいだね‥‥でも、ちょっといじれば2つで会話できそうです。 回路図をもう一枚出力して、組み合わせてもらいましょうか」 霖之助はパソコンに向き直ると、慣れた手つきでプリンターに出力命令を飛ばした。 未だ出力が終わらないプリンターに、待ちきれなくなったにとりが霖之助に叫んだ。 「ねえねえ! 回路図の出力おわらないよー! 何枚でてくるのー!?」 「あぁ、いま追加で出力しました。 2枚ほど出てくるので、見比べてもらってもいいですか?」 「見比べるの? 使えそうな配線を組み合わせるってこと? わかったーやってみるー! 奥の部屋、かりるねー!!」 言うが早いか、出力された回路図を掴み、にとりは奥の工房‥‥という名の、勝手に占拠した部屋へと向かっていった。 取り残され、見合わせる霖之助と文。 しばしの沈黙が流れたが、先に口を開いたのは文だった。 「ペアで持った二人の連絡手段‥‥ですか‥‥。 直ったら、一組もらってもいいですか?」 「‥‥珍しいね、ネタにならないものに興味があるなんて。それとも、何か企んでいるのかな」 いぶかしげに見る霖之助。文はあわてて言葉をはさむ。 「いや、べつに悪いことを考えたりなんてしてないですよ。 ちょっと恩を売っておきたい‥‥いやいや、仲直りさせたい二人がいまして‥‥ね」 恩を売りたいとは、やはり企んでいるじゃないか。 霖之助は溜息まじりに、言葉を返した。 「仲直り‥‥ねぇ‥‥。まあいいよ、悪いことに使わないなら持っていってくれ。 たくさん壊れたのがあるみたいだし、1つ直せれば全部できるよ‥‥あの子なら」 承諾を得た文は笑顔を返し、一言、礼を言った。 Time.5 【動き出す時間】 ここは彼岸、閻魔様の御前。 今まさに裁きを受ける霊魂と、裁く映姫の姿がそこにはあった。 「貴方は、人を楽しませることができました。 ですが、それは他人を使ってのこと。 自分自身が道化を演じようとは決してしなかった。 それは、道化を演じた人への裏切りでもあるのですよ。 まずは、そこを理解なさい。 道化を演じさせるということは、人を楽しませるということは、自らも道化となることなのです」 そう諭す映姫を前に、萎縮する霊魂。 人は真実を前にした時、強い衝撃を受けるのだ。 「‥‥萎縮しないでください、貴方を地獄に落としたりしません。 それでも、多くの人を楽しませ‥‥」 その映姫の言葉を遮るように、ピリリ、ピリリ、と、奇っ怪な電子音が鳴り響いた。 ポケットの中に手を入れ、小さな機械を取り出す映姫。 機械を見やり、映姫は電子音を止めた。 「‥‥失礼。 と、お話を続けます。 いいですか、これだけは忘れないでください。 人を楽しませるということは自らを犠牲にすることであり、人を貶めることではないのです」 分かりましたか。なら、これ以上言うことはありません‥‥お逝きなさい、天界へ。 映姫が告げると、霊魂は、ふっ‥‥と消えていった。 「‥‥ふぅ‥‥。小町、あと何人ですか?」 「はい、今ので午後の第一陣は終わりです」 傍らに待機していた小町が返答すると、凛とした表情から一変、映姫は疲れを顔に出した。 そうですか‥‥では少し休憩しましょうか。と映姫は言い、小さな機械を机に置いた。 「お疲れ様です、映姫さま。では此岸へ行きましょう。今日はどんなお菓子が出ますかね?」 この部下はなぜお菓子のことばかり考えるのだろうか。 『花より団子』という言葉しか適当な語彙が見つからない小町をよそに、映姫は歩みを強め、部屋から出ていった。 「あっ、ちょっと、待ってくださいよ映姫様ー!」 後を追い小町も部屋を出る。 部屋には、闇と、映姫が座っていた机と、その上にある小さな機械だけが残されていた。 その機械には、無機質な文字で短い文章が、バックライトに照らされ浮かんでいた。 コウチャノジュンビガデキマシタ おわり。 一人反省会。 咲夜、パチェ、レミィ、映姫、小町、にとり、霖之助、文。 キャラ出すぎでしょう‥‥いや初期の3人(咲夜、映姫、小町)だと蹴り出しもカタルシスも出せなかったんですごめん。 でも、いくらカタルシスが弱かったからって、キャラ増やしてエクスマキナを作るのズルイですよ俺。 文章なげーし‥‥もうちょっと決められた範囲でカタルシスを出せないとダメですね。 最後の一文にカタルシスを持ってこようとするあたり、西尾維新の影響受けすぎ。 ラノベスタイルでやってるのに第三者視点だから合間の表現が酷い。要勉強。 @パチュリーについて@ 本当は蹴り出しの傍観者で終わらせるつもりだったんですが、 レミリアが可哀想なのでもっかい出てもらいました。 この人がいるから、レミリアはカリスマでいられるんだと思います。 @レミリアについて@ カリスマを維持しようと努力したらこうなった。 すごく反省している。 @咲夜について@ 咲夜さんは、結局自分の力で時間を動かすことはできなかったですね。 でもこれは咲夜さんがダメな子ってわけじゃないですよ。瀟洒なんです。 @にとり、霖之助、文について@ 本当は泣いておわりだったんですけど、映姫様が可哀想なのでもっといい結末のために出しました。 エクスマキナの立役者ですね。 唐突すぎて全体のストーリーになじんでない件。 ちなみに、幻想入りした小さな機械はポケベルだったんですが、分かりましたかね?
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各キャラ紹介文 他の東方キャラクター ここは AAの かずが すくなくて ぺーじを つくるのも むだがあるきゃらの AAを まとめて おく ぺーじ。 したの りんくから かくへやに とんでね , .., AAが少なくても気にするなよ / ヽ 人気なら教授がトップなんだぜ / / / l ', __\/\ ,' /l ,イ l ヽ ) ○ ヽ-、 / l | 」斗|ヤ |、 l l ,.' .十 `ヽ \ l l、{ィ|メ \ j``トx.','ヽr,ァ-‐-== 、__ )/\ \ | / l (ヒ_ノ )ノ ヒ_ノ/ / ! ; __ i r ⌒ヽ \/ / l "" ""イ /ヽ,ハ /」;、 `) l / \ 、 /ヽ} ヒ_ノ ∨ヒ_ンハ、( i l /l /`ーェr イ,')'ヽ!"" "" ,〉ハ ノ rくヽ、 / /l、ノ| ゝ/ヽ 、-‐=ァ く !人 ) ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ`ホ´ ̄7/ヽ/ >_ _,イ ̄レ'、レノ´ l 居住者 | '、ノヽ、__ _,/ 〃¨,/ { ゝ /'ー-、 リスト | o ヽ. /´ ノ ]厶--、〉 { ノ | o .Y /'v' / / +オ.個室-靈異伝 オ.個室-靈異伝 ■YuugenMagan(ユウゲンマガン) ■Elis(エリス) ■Sariel(サリエル)ふたりはアホゲラ ■Konngara(コンガラ) +リ.個室-封魔録 リ.個室-封魔録 ■玄爺(げんじい)with れいむ ■明羅(めいら) ■里香(りか)Ex里香 イビルアイΣ +ジ.個室-夢時空 ジ.個室-夢時空 ■エレン肩に乗ってる猫の名前は「ソクラテス」 パソコン お前らが言うな ■小兎姫(ことひめ)旧幽香と ■カナ・アナベラルコイシ13での扱いがヒドい件 茨華仙 ■朝倉 理香子(あさくら りかこ) ■る~こと空と 核家族 ■ミミちゃん +ナ.個室-夢時空2 ナ.個室-夢時空2 ■北白河 ちゆり(きたしらかわ ちゆり)男前化 帽子のマークチェンジ Nice boat. この人へんたいです!!! クチュクチュ うおっまぶしっ ゆっくりとしたスレに ■岡崎 夢美(おかざき ゆめみ) ■ちゆり&夢美 +ル.個室-幻想郷 ル.個室-幻想郷 ■オレンジ基本 ○霊烏路オレンジ ○だいだい ○トンファー ○全力 ○オレンジ星人 ■くるみ ■エリー ■くるみ&エリー ■夢月(むげつ) ■幻月(げんげつ) ■夢月&幻月 +キ.個室-怪綺談 キ.個室-怪綺談 ■サラ動物変化 ■ルイズ○ヴァ●エール…!? ■サラ ルイズ基本 楽屋裏 ■ユキ ■マイ ■ユキ マイ基本 コンビ喧嘩 メイプルワイズ +ャ.個室-怪綺談2 ャ.個室-怪綺談2 ■夢子元祖:ナイフを投げるメイド +ラ.個室-西方project ラ.個室-西方project ■VIVIT(ビビット)○キラーマジンガ ■VIVIT&桜崎 比良乃 +じ.個室-WIN版 じ.個室-WIN版 ■核熱造神ヒソウテンソク ■大ナマズ基本 照れ・ときめき・ショック 過激な表現で打ち切り ■ホブゴブリン ■易者遺影 易者ちゃんを救う会 俺の話を聞け 鼻の下 ゆっくりしていってね!!! 2020年東京オリンピック・パラリンピックロゴ・・・だったもの ■蟒蛇易者と蟒蛇 ■奥野田 美宵左向き 卒業組 キャラ名 引越し先 秋姉妹 秋姉妹 綿月姉妹 綿月姉妹 と レイセン 小悪魔+大妖精+朱鷺子 小悪魔 と 大妖精 と 朱鷺子 古明地 こいし 古明地 姉妹 森近 霖之助 森近 霖之助 レイセン 綿月姉妹 と レイセン 茨華仙 茨華仙 幽谷響子 響子 と マミゾウ 宮古芳香 娘々 と 芳香 蓮子+メリー+阿求 蓮子 と メリー と 阿求 本居小鈴 小鈴 居住者一覧 最終更新日:2012年/06月/02日 出演作品 キャラ名 単体容量 合計容量 靈異伝 YuugenMagan 1,677 B 11,928 B Elis 3,503 B Sariel 5,574 B Konngara 1,174 B 封魔録 玄爺 6,914 B 15,163 B 明羅 4,323 B 里香・イビルアイ 3,926 B 夢時空 エレン 6,371 B 47,628 B 小兎姫 3,096 B カナ 6,420 B 朝倉 理香子 3,880 B る~こと 3,913 B ミミちゃん 1,862 B 北白河 ちゆり 16,748 B 岡崎 夢美 5,338 B 幻想郷 オレンジ 10,225 B 20,826 B くるみ 1,494 B エリー 5,118 B 夢月・幻月 3,989 B 怪綺談 サラ 7,674 B 45,531 B ルイズ 18,115 B ユキ&マイ 12,239 B 夢子 7,503 B 西方project VIVIT&桜崎 比良乃 5,629 B 5,629 B WIN版 大ナマズ 9,638 B 12,090 B 核熱造神ヒソウテンソク 2,452 B 各キャラ紹介文 他の東方キャラクター
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水橋 パルスィ #image(ここに画像のURL)ID 273 レベル 1 99 300 500 成長タイプ 万能 変化元 体力 ? 3180 ? 特技 73番「3ターン同色攻撃力上昇」 変化先 -- 攻撃 640 ? 必要コンボ数(最小) 70? 素材 -- 属性 光 防御 294 ? 覚醒スキル -- レア S 回復 341 ? 覚醒スキルの効果範囲 -- 出現クエスト,入手方法 特技 3ターン同色攻撃力上昇 同じ特技を持つカード ID 118 八雲 藍② ID 123 八雲 藍③ ID 128 八雲 藍④ ID 206 森近 霖之助 ID 207 星熊 勇儀 ID 208 水橋 パルスィ⑤ ID 209 霊烏路 空⑤ ID 215 EXルーミア ID 269 霊烏路 空S ID 283 ルーミアS 変化 ID 208 水橋 パルスィ⑤ 素材:ID 220 上海人形 このカードを素材に変化するカード デッキ 備考 名前 コメント
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プレイヤー登録は以下の手順で行う。 プレイヤー名の入力 パスワードの入力 キャラクターの選択 所属神社の選択 プレイヤー画像の選択 多重登録は禁止されています。1人1登録! なお、再開するには登録時に発行されたIDとPASSが必要になるになるので、忘れない様にしましょう。 後で「忘れた」なんて言っても一切通用しません。自己責任で管理してください。二次発行は出来ません。 このうちプレイヤー名、所属神社、プレイヤー画像はゲーム内でも変更可能。 (画像変更=500G 登録ネーム変更=5000G 所属勢力変更=10000G LV-5。民間⇒他の勢力所属はLV-5のみ) 神社に関しては、初めての人は「民間」を選んでおくといいだろう。 キャラクターもゲーム内で入手可能だが、必ず入手できるとは限らないので 一番欲しいキャラで始めるのがよい。 ちなみに茨木華扇、森近霖之助、魂魄妖忌はゲーム内でのみ入手可能。 博麗霊夢は中古品取引でのみ入手可能(要検証)。 名前 コメント
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【第一回放送】 NO. タイトル 作者 登場人物 56 第一回放送 ◆Ok1sMSayUQ ZUN 【朝】 NO. タイトル 作者 位置 登場人物 51 十年物の光マグロ ◆27ZYfcW1SM F-5 霧雨魔理沙、八雲藍 57 巧詐不如拙誠 ◆Sftv3gSRvM D-3 鈴仙・優曇華院・イナバ、秋穣子、博麗霊夢 58 光り輝く探知機のトラウマ ◆30RBj585Is C-3 火焔猫燐、犬走椛 59 覚めない魔女の夢 ◆Ok1sMSayUQ F-5 フランドール・スカーレット、霧雨魔理沙、八雲藍 60 ロールプレイングゲーム ◆Sftv3gSRvM E-4,G-4 蓬莱山輝夜、洩矢諏訪子、八意永琳 61 血の色は/地の色は/赤色/黄色 ◆Ok1sMSayUQ D-3 博麗霊夢 62 Gefrorne Tranen ◆CxB4Q1Bk8I C-5 レティ・ホワイトロック 63 モノクロの太陽信仰(前編)モノクロの太陽信仰(後編) ◆ZnsDLFmGsk C-2 レミリア・スカーレット、キスメ、四季映姫・ヤマザナドゥ、リリカ・プリズムリバー、八坂神奈子 64 信仰の報償/Reward the Faithful ◆gcfw5mBdTg F-4 古明地さとり、東風谷早苗 65 cool,cool,cool ◆1gAmKH/ggU G-3 上白沢慧音、因幡てゐ、小野塚小町 67 グランギニョル座の怪人 ◆Sftv3gSRvM D-4 アリス・マーガトロイド、古明地こいし 68 108式ナイトバード ◆27ZYfcW1SM F-3,F-4 西行寺幽々子、魂魄妖夢、紅美鈴、秋静葉、ルーミア 69 Border of life ◆Ok1sMSayUQ B-7 森近霖之助、八雲紫 70 Bitter Poison ◆Sftv3gSRvM D-7 メディスン・メランコリー 72 鳳凰卵の孵化 ◆30RBj585Is C-4 藤原妹紅、射命丸文 77 ふたりはいっしょ ◆1gAmKH/ggU D-7 メディスン・メランコリー 【午前】 NO. タイトル 作者 位置 登場人物 66 ⑨ ◆30RBj585Is D-1 霊烏路空、チルノ 71 屍鬼 ◆Ok1sMSayUQ C-2 四季映姫・ヤマザナドゥ、レミリア・スカーレット 73 沈まぬ3つの太陽/いつか帰るところ ◆CxB4Q1Bk8I B-3 十六夜咲夜、リリカ・プリズムリバー 74 上を向いて歩こう ◆Sftv3gSRvM D-5 伊吹萃香、河城にとり、レティ・ホワイトロック 75 灰色に交わる道の先で ◆ZnsDLFmGsk D-4 藤原妹紅、博麗霊夢 76 GSK 最高経営責任者 (2009) ◆27ZYfcW1SM D-7 森近霖之助、八雲紫 78 黒猫の行方 ◆BmrsvDTOHo C-3 比那名居天子、火焔猫燐 79 殉教者の理由/Martyr s Cause ◆gcfw5mBdTg D-4 鈴仙・優曇華院・イナバ、蓬莱山輝夜 80 So why? ◆Ok1sMSayUQ F-4 紅美鈴、秋静葉、ルーミア 81 少女の森 ◆27ZYfcW1SM F-4 小野塚小町、上白沢慧音、古明地さとり、東風谷早苗、因幡てゐ 82 人形遣いのフィロソフィ ◆30RBj585Is D-3 アリス・マーガトロイド、古明地こいし 84 うたかたのゆめ(前編)うたかたのゆめ(中編)うたかたのゆめ(後編) ◆Sftv3gSRvM F-4 フランドール・スカーレット、霧雨魔理沙、八雲藍、西行寺幽々子、魂魄妖夢 88 文々。事件簿‐残酷な天子のテーゼ‐ ◆Sftv3gSRvM C-3 比那名居天子、射命丸文 89 朱に交わる/切れた糸(前編)朱に交わる/切れた糸(後編) ◆Ok1sMSayUQ D-4 アリス・マーガトロイド、藤原妹紅、博麗霊夢、古明地こいし 91 早朝より始まりし愚かな選択 ◆30RBj585Is G-4 八意永琳、洩矢諏訪子 【昼】 NO. タイトル 作者 位置 登場人物 83 ゆめのすこしあと ◆Ok1sMSayUQ E-6 霊烏路空、チルノ、メディスン・メランコリー 85 無々色の竹 ◆gcfw5mBdTg F-7 森近霖之助、八雲紫 86 悪石島の日食(前編)悪石島の日食(後編) ◆30RBj585Is D-4 蓬莱山輝夜、河城にとり、レティ・ホワイトロック、伊吹萃香 87 Interview with the Vampire ◆27ZYfcW1SM D-2 レミリア・スカーレット 90 亡き少女の為のセプテット ◆Sftv3gSRvM E-4 鈴仙・優曇華院・イナバ、紅美鈴、秋静葉 92 Gray Roller -我らは人狼なりや?-(前編)Gray Roller -我らは人狼なりや?-(後編) ◆ZnsDLFmGsk F-4,G-4 因幡てゐ、上白沢慧音、古明地さとり、東風谷早苗、ルーミア 93 【涙が頬をぬらす時-Is It Hurting You?-】 ◆BmrsvDTOHo C-2,C-3 リリカ・プリズムリバー、十六夜咲夜 94 精神の願望/Mind s Desire(前編)精神の願望/Mind s Desire(後編) ◆gcfw5mBdTg D-4 フランドール・スカーレット、霧雨魔理沙、八雲藍、博麗霊夢 95 エスケープ・フロム・SDM ◆27ZYfcW1SM C-2 射命丸文 96 ブラクトンへの伝言 ◆CxB4Q1Bk8I C-3 比那名居天子、四季映姫・ヤマザナドゥ 97 哀之極 ◆BmrsvDTOHo E-3 古明地こいし 98 寝・逃・げでリセット! ~ 2nd reincarnation ◆30RBj585Is F-4 西行寺幽々子 99 夢よりも儚い砕月 ◆ZnsDLFmGsk C-2 火焔猫燐 100 強く儚い、貴女達。 ◆m0F7F6ynuE G-4 八意永琳、洩矢諏訪子 101 守るも攻めるも黒鉄の ◆BmrsvDTOHo E-4 藤原妹紅 103 思い通りにいかないのが世の中なんて割り切りたくないから ◆Ok1sMSayUQ E-5 フランドール・スカーレット、霧雨魔理沙、八雲藍
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獄界のエデン ◆10fcvoEbko 暖かくも冷たくもない夜の空気が二の腕あたりにまとわりつくのを感じる。空気は鉛が溶けたかのように重い。 どろどろのぬめりに喉が詰まりそうだ。作り物のように紅く丸い月の下で、明智光秀は恍惚に呻いた。 飛ぶ鳥さえ落とす邪気の主は、光秀の主君、織田信長である。 「検分が終了致しました。事態はやはり、非常に不可解かつ面妖なものと思われます」 光秀は厳かな忠臣の声で言った。 かしずくと、石床のざらざらとした加工の違和感がより強くなる。これまで触れたことのない冷たい仕上げだ。 視界の端に覗く街は押し並べて陰湿で、光秀が知るどの城下とも違っていた。 主従は市街地の中でもとりわけ強く天を衝く摩天楼の屋上に居た。都会に見るそれとは流石に一段劣るが、戦国の世に生きる光秀には知る由もない。 濡れたは虫類を思わせる銀髪越しに、深く凝った憤怒の情が伝わってくる。 静脈を流れる血に汚物が集うように、主の怒りは時間とともに濁っていく。 「書状に名を記された者のうち、我らが知るのは奥州の独眼竜とその右眼のみ……あの八雲紫なる女の意図、皆目検討もつきません」 詰まるところ、分かったことはない。 第六天魔王、織田信長にすれば万死でも足りぬうつけといったところか。 万死。その言葉は光秀を刺す氷の刃だ。震え上がるような快感が背筋をかけめぐる。 頭の先で、古びた大樹を思わせる黒灰色の甲冑が鳴った。信長が振り返ったのだ。 怒り、猛っていることは顔を上げずとも分かる。主の瞳はこじ開けた肺腑から溢れる血のように暗い。 光秀は今頭から尻までを、冷酷に貫かれている。この視線だけで、楼閣が足元から崩れてしまいそうだ。 平時なら、光秀は斬首を覚悟しなければなるまい。尾張に聞こえた織田軍に無能の居場所はない。 過去の武勲など、盾とするには紙切れよりも頼りなかった。 「誠にお詫びの申し上げようもございません。ですが、あの八雲紫なる女、およそこの世の理に沿うものとも思われません」 美しい女だった。胸を刺せば立てた刃ごとこちらが飲み込まれてしまいそうだった。 あれにかかれば世の道理さえ、畜生でも手懐けるかのように容易く曲げてしまうのではないか。 女には、そう思わすだけの、甘美な妖しさがあった。 「闇雲に動くのは得策ではないでしょう。ひとまずはこれにて、御身をお守りください」 光秀は一振りの剣を恭しく差し出す。主の身を第一とする臣下の構えだ。 掲げた剣は雄々しさの中に気品を滲ませる業物だった。大剣であることは同じでも、信長が得意とする武具に装飾品としての美はない。 信長が刀を手に取り、光秀の手から重みが消える。遠雷と地鳴りが同時に起きたような主の息吹に、月さえ雲間へと潜んだ。 暗がりに深紅の外套が振るわれる。信長は下界の様子を確かめるかのように、再度背を向けた。 柄に刻まれた荘厳なる獅子は、魔王の瘴気に包まれ、少し黒ずんだようだ。 与えられた武器はもう一振り。光秀の得意とする鎌があった。 これで存分に戦えということだろうが、刃を波のように歪めた細工は、光秀にとっては趣向が足りない。 「恐れながら」 落ち着いた、知将としての声を崩さず、光秀は敢えて進言することにした。痩せた左手に青い 印 が刻まれている。 「まずは信長公御自らの目で、此度の事態を見極めることが先決かと思われます。 我らは既に喉元に刃を突き付けられたも同じ。対処に要する情報はいくらでもあります。 地の利を得、諜報に努めたうえで兵を用いずば、戦には勝てない。そのことは信長公が誰よりよくご存知のはず。 道中刃向かう者あらば皆殺しにし、従う者は駒とし使い潰せばよいだけのこと。 子細は知れぬとはいえ、屍の山を築くことは、八雲紫の望みとも重なりましょう。 この地を平らげ、地と慟哭が満ちれば、いずれあの妖の者に至る道も開けるかと」 およばずながら、私が露払いを務めましょう。 地に接する頭を一層低くして、光秀は言った。 「光ぃ秀ぇ……」 「はっ……」 参謀の鑑とも取れる直言に、主は刃を向けることで答えた。 切っ先が光秀の登頂にぴたりとあてがわれ、皮一枚を隔てて止まる。 主が手を突き出せば、光秀の頭蓋にはくり抜かれたかのような丸い穴が空くだろう。 刃を引いて撲りつければ、首から上が憐れな水風船と化す。 沈黙を、光秀は己が死に気を巡らすことで満たした。散じた吐息が雲に届く程に、長い時が過ぎる。 果たして信長は刃を掲げ、躊躇いもなく振り下ろした。 狙いは光秀の命ではない。伏した身から拳一つ前に刀が刺さり、同時に、火薬が壷ごと弾ぜたかのような爆風が巻き起こった。 災害にも等しい魔王の豪腕が、その怒りを吹き荒ぶ風に変えたのである。 ごうごうとしたうねりに髪を巻き上げられながら、光秀は従順な姿勢を崩さない。 屋上の四方を囲う金網が、荒れ狂う力に無残に折り曲げられてさえ、光秀が動くことはなかった。 風が止む。他方、鞭打つように続く信長の罵声は、収まることを知らない。 「小賢しいわぁ……我は第六天魔王、織田信長ぞ。 地獄など、とうに我が内にあり。我が覇道を阻む愚者は、残さずそれに飲まれるのみ、よぉ……」 「これは出すぎたことを申しました。この光秀、心よりお詫び申し上げます」 凪そのものの口調で光秀は詫びた。対応を誤れば、今度こそ死ぬことになる。 息絶えた骸のように微動だにしない光秀に、信長の興は失せたようだ。襤褸屑を見るような一瞥と、剣を収める気配を察した。 顔を上げると、とりわけ大きく歪んだ金網の一角を、主が踏み潰すように乗り越えている。 出陣である。 「是ぇ非も無しぃ」 地上までの距離を意に介さず、魔王は暗黒の空にその一歩を投じた。 ◇ ◆ ◇ ◆ 土壁の上を行くような踏み慣れぬ感触を足元に味わいながら、光秀は主君の後に続く。 異界の街には夜が蔓延るのか、月が出ているにも関わらず街並は暗い。 あるいは、この闇もまた光秀の三歩前を行く主、織田信長が発るすものかも知れない。 (信長公のこれ程までの怒り……まさに甘露というものです) 味わったばかりの愉悦を反芻すると、思わず舌がのぞいてしまう。 国も兵もなく、自らの野望にさえ枷を嵌められた信長のどす黒い感情は、決して一度で味わいきれるものではない。 一歩ごとにきしむ甲冑の冷たい音が今の織田軍の全て。戦わずして敗残の将となった信長の腹は、自らを焼き殺す程に滾っているだろう。 鎧の継ぎ目から立ち昇る焼け爛れた毒の香りは、光秀がもっとも愛するものの一つだった。 このために、織田軍に仕えていると言ってもいい。 だが、一方で、二つとない好物を貪って得る悲鳴のような喜びが己に以前程の刺激を与えぬことを、光秀は自覚する。 原因ははっきりしている。 (あれが地獄……亡者たちの、絶望に満ちた歓喜の調べ……) 半刻程前、八雲紫の手でさらし者となって消えさった、あの偉丈夫の叫びである。 耳にこびりついて離れない。いや、離したくない。 巨大な臼で身を粉にでもされたか、焼けた鉄に目を溶かし潰されたか。想像はもはや無為だ。 光秀の知るあらゆる責め苦を同時に受けたところで、あのような声は出まい。 思い返すだけで恐怖に我が身を抱きたくなる。できるならずっと聞いていたい。 内面の光秀は色を知った小娘のように、陶然と宙を舞っていた。辛うじて被っている知将の皮が、今にもとろけてしまいそうだ。 (私は、己が世界の狭さを知りました) ここがどこで、何が起きているのか。光秀にはどうでもいい。 文字通りの地獄。阿鼻といえば獄界の最下層、仏説に聞く悪鬼の世界である。 死してからの楽しみととって置いたものが、眼前に像を結んだこの喜び。来迎を得た僧は、まさに今の光秀のような心持ちだったのだろう。 気を許せばすぐにでも飛び込んでしまいそうになる。方法が与えられているのが、また心憎い。 (ですが、私一人では片手落ちというもの……最高の食卓には、それに見合う食材が相応しい) 鬼と張り合うには、やはり魔王。 温もりを求めるかのように、主との距離を詰める。 近付いた分だけ、信長の背が広くなった。この世の事どもで我に従わぬものは無しと、全身でそう語っている。 あの世ならば、どうか。 (果たして、貴方といえど獄卒の責め苦には膝を屈するのでしょうか。それとも、所詮退屈な里帰りとお笑いになるのか……。 ああ、考えるだけで、口元がだらしなくなってしまいます。信長公…………んふ、んふふふ……) 謀反には、何より機が重要となる。 今すぐにことを起こすのではない。焦りは禁物だ。億に一つの僥倖が、泡となって消え失せる。 信長の、海洋のごとき大欲が、潮で満ちるそのときに。 八雲の檻を踏み躙り、天に返り咲くその瞬間こそ。 共に。 (宴は待つ間が最も楽しいと申します……今は、この焦れるような疼きさえ、愛しき快楽のうち……) 待ち切れぬ。 訴えるように、光秀の胸が騒いだ。 【D-3/市街地/1日目-深夜】 【主:織田信長@戦国BASARA】 [主従]:明智光秀@戦国BASARA [状態]:健康 [装備]:キュプリオトの剣@Fate/Zero [方針/行動] 基本方針:八雲紫を含む全ての敵の抹殺。 1:感情の赴くまま進む 【従:明智光秀@戦国BASARA】 [主従]:織田信長@戦国BASARA [状態]:健康 [装備]:小野塚小町の鎌@東方儚月抄 背負い袋(基本支給品、不明支給品x2) [方針/行動] 基本方針:栄華を極めた信長に謀反を起こし、共に地獄へ行く。 1:臣下として信長に従う。 【キュプリオトの剣@Fate/Zero】 第四時聖杯戦争にて召喚された英霊イスカンダルの愛刀で、極めて強靭かつ軽量。 イスカンダルはこの剣で空間を切り裂くことで、自らの宝具を召喚する。それが剣の力か、イスカンダルの能力によるものかは不明。 【小野塚小町の鎌@東方儚月抄】 三途の川の船頭を務める小野塚小町の鎌。 本来渡し守の仕事には不要であり、小町が持っているのは死者に「死神って本当にいたんだ」と喜んでもらうため。 前:ドールズトーク 投下順に読む 次:I Made It 前:ドールズトーク 時系列順に読む 次:I Made It 織田信長 次:血染め の ユフィ 明智光秀 ▲上へ戻る